【イントロダクション】
タイトルの通り、いよいよ車両運動理論講座を配信してまいります!
さて、早速ですが読者の皆様に質問です。
Q1.「クルマの運動性能」と聞いて、思い浮かぶことは何かありますでしょうか?
恐らく多くの方は「馬力」「タイヤ」などなど、
キーワードが思い浮かぶのではないかと思います。
Q2. 次に「ドライビング理論」と聞くといかがでしょうか?
「アウトインアウト」「ブレーキコントロール」のように、
手法が思い浮かぶ方が多いのではないかと思います。
Q3. 最後に「車両運動理論」と聞くといかがでしょうか?
・・・多くの方は、あまりピンとこないかと思います。
実は何れの理論も、セットで捉えるべき要素です。
・車両運動理論=クルマの限界性能を理解し、高めるための理論
・ドライビング理論=クルマの限界性能を引き出す為の理論
何れも「理論」と言うからには、
「同じ条件」においては「同じ答え」が導き出せないといけません。
ここがクルマ界隈の課題だと思っておりまして、
ドライビングやチューニングの諸理論は、条件が曖昧で語られるが故に、
何が正しくて何が誤りか判別がつきづらく、言葉だけが独り歩きしがちです。
幾つか例を挙げます。
(例1)ドリフト走行が速い! vs. グリップ走行が速い!
⇒評価指標、走行シチュエーション、車両による
(例2)良く沈むフロントサスペンションは荷重がのりやすい!
⇒ほぼ誤り
(例3)ステアリングを忙しく切ったり、戻したりしている方が速い!
⇒シチュエーションによるが、基本的に誤り
「ふ~ん」や「まぁそうかな」といった感じでしょうか。
しかし、それは非常に勿体ないです。
ここでもう一歩踏み込んで考えてみることで、
モータースポーツの醍醐味を一層味わうことができます!
モータースポーツラボがご提供するサービスのコンセプトは
「理論と体験でモータースポーツをもっと面白く」です。
私たちはそれぞれの経験を踏まえ、クルマの究極の面白さは
「考える⇒試す(体験する)⇒考える…」のサイクルにあり!
と思っております。
そのため、
理論を学ぶと、モータースポーツは間違いなく
「もっと面白く」なると確信しています!
モータースポーツは頭脳・情熱・スポーツが入り混じった究極の知的スポーツ。
講座で学び、シミュレーターや実車で実践していただくことで、
その醍醐味を皆様も是非味わってみませんか?
【講座概要】
・モータースポーツ工学の導入編レベルです(学部1年目レベル)。
・無償講座を本ブログで配信致します。
・学歴、文系・理系を問いずご理解頂ける様善処致します。
・実例や感覚論を交えつつの、ご理解頂きやすい構成を考えています。
・動画コンテンツにはプロドライバーや有名エンジニアが登場する…かも?
・構成は以下の通りです。
【講座の構成】
1.タイヤの特性
2.サスペンション
3.運動特性
4.空力
5.エンジン&トランスミッション
6.ドライビング
7.データロガー
8.シミュレーター
<BEFORE>
・クルマの性能をどれだけ使えているか分からない
・セッティングは勘でお試し
・チューニングは口コミを参考にする
・なぜ良いタイムが出ないか、なぜ良いタイムが出たか分からない
<AFTER>
・クルマの限界が何で決まるかがわかる
・クルマ毎に適切な走らせ方が考えられる
・クルマのセッティングが理詰めで考えられる
・エンジニアと共通言語で会話できる
・本当に必要なチューニングに投資を集中できる
・ログデータの見方がわかる(タイムの良し悪しが理論的に評価できる)
【配信案内】
最新の配信状況について通知いたしますので、
是非ブログのご購読・twitterアカウント(@MotorsportLabo1)のフォローをお願いいたします!
初回は「タイヤ」です。
"Most of vehicle dynamics is about tires"
と言われるほど重要で、いきなりですが最も長い章になります。
空力も、エンジンも、サスペンションも、そしてドライバーですら、
タイヤの性能を引き出す為に存在します。
それでは、配信開始を是非お楽しみに!
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